ゲージがうまく取れない(図れない)
こんにちは、いのりです。
編み目が揃ってなくてうまく
ゲージが取れない(図れない)
ということはないでしょうか?
編み物を始めたばかりの人にとっては、
ゲージってなに?
って思うかもしれません。
まず、ゲージとは何か
説明していこうと思います。
ゲージというのは、
10cm四方に編み目の目と
段がどれだけ詰まっているかを
表すものです。
例えばセーターなど編むときに
使用する毛糸と編み棒で編んで
どのくらいの大きさになるのか
図ることを言います。
縦・横15cm四方ぐらい編み、
真ん中の整っている部分の
10cm四方でゲージを計るのが
よいとされています。
なぜ、余裕をもって
15cm四方にするかというと、
端のほうは丸まったり、
乱れたりするため正確に
ゲージが取れないためです。
編地の横方向10cmの範囲内に
編み目がなん目あるか、
縦方向10cmの範囲内に
編み目がなん段あるか計ります。
例えば、横方向に18目、
縦方向に25段あった場合、
編地のゲージは
18目25段(10㎝四方)と言います。
では、ゲージを取ると
どんなメリットがあるのでしょう。
それは、出来上がりの寸法、目数、
段数がきちっと決まるということです。
つまり、本に掲載されている
ゲージのと合わせることで、
寸法通りに編むことできます。
マフラーやストール・小物だと
気にすることはないかもしれませんね。
ゲージがうまく取れないときは
どのように対応すればいいでしょう?
掲載されているゲージと合わない場合は、
基本的には針の太さを変えることで調整が可能です。
また、ゲージを取ることで、
計算して目数段数を割り出すこともできます。
数式はこちらです。
出来上がりの寸法÷10cm=A
A×ゲージの10cmの目数(段数)
=必要な目数(段数)
幅が50cmのマフラーを編むとき
18目25段(10㎝四方)に当てはめると
50 ÷ 10 = 5
5 × 18 = 90
必要目数は90目ということがわかります。
数字が割り切れないときは、
編みたい模様のひと模様分の目数が
偶数なら、偶数に。
奇数なら奇数になるように
繰り上げ・繰り下げをしましょう。
自分で計算するのが苦手な方は、
ゲージ計算のサイトやアプリを
利用すると良いですね!
日常生活のいろいろな計算ができる便利なWEBサイトです。
時計や電卓を扱うCASIOが運営しています。
ゲージの縦が合わない横が合わない!どう調整する?
ゲージを編んで見ると、
「縦だけ合わない(段数)」
「横だけ合わない(目数)」
ということが起こります。
編んでぴったりのゲージが
取れればいいですが、
取れないときは目数でゲージを
合わせるほうが調整しやすいです。
ゲージ調整にこだわるより、まず編んでみて!!
その人の手加減によって、
編み目の癖はそれぞれです。
練習して自分の手加減、
自分の癖を知ってならしていくほかありません。
ゲージを合わせることにつまづかず、
とりあえず編んでみて欲しいなと思います。