ゲージがうまく取れない(図れない)

こんにちは、いのりです。

 

編み目が揃ってなくてうまく

ゲージが取れない(図れない)

ということはないでしょうか?

 

編み物を始めたばかりの人にとっては、

ゲージってなに?

って思うかもしれません。

 

まず、ゲージとは何か

説明していこうと思います。

 

ゲージというのは、

10cm四方に編み目の目と

段がどれだけ詰まっているか

表すものです。

f:id:Katze773:20210706223616j:plain

例えばセーターなど編むときに

使用する毛糸と編み棒で編んで

どのくらいの大きさになるのか

図ることを言います。

 

縦・横15cm四方ぐらい編み、

真ん中の整っている部分の

10cm四方でゲージを計るのが

よいとされています。

 

なぜ、余裕をもって

15cm四方にするかというと、

端のほうは丸まったり、

乱れたりするため正確に

ゲージが取れないためです。

f:id:Katze773:20210706224707j:plain

編地の横方向10cmの範囲内に

編み目がなん目あるか、

縦方向10cmの範囲内に

編み目がなん段あるか計ります。

 

例えば、横方向に18目、

縦方向に25段あった場合、

編地のゲージは

18目25段(10㎝四方)と言います。

 

では、ゲージを取ると

どんなメリットがあるのでしょう。

 

それは、出来上がりの寸法、目数、

段数がきちっと決まるということです。

 

つまり、本に掲載されている

ゲージのと合わせることで、

寸法通りに編むことできます。

 

マフラーやストール・小物だと

気にすることはないかもしれませんね。

 

ゲージがうまく取れないときは

どのように対応すればいいでしょう?

 

掲載されているゲージと合わない場合は、

基本的には針の太さを変えることで調整が可能です。

 

また、ゲージを取ることで、

計算して目数段数を割り出すこともできます。

 

数式はこちらです。

出来上がりの寸法÷10cm=A

A×ゲージの10cmの目数(段数)

=必要な目数(段数)

 

幅が50cmのマフラーを編むとき

18目25段(10㎝四方)に当てはめると

50 ÷ 10 = 5
5 × 18 = 90

必要目数は90目ということがわかります。

 

数字が割り切れないときは、

編みたい模様のひと模様分の目数が

偶数なら、偶数に。

 

奇数なら奇数になるように

繰り上げ・繰り下げをしましょう。

 

自分で計算するのが苦手な方は、

ゲージ計算のサイトやアプリを

利用すると良いですね!

keisan.casio.jp

日常生活のいろいろな計算ができる便利なWEBサイトです。
時計や電卓を扱うCASIOが運営しています。

 

ゲージの縦が合わない横が合わない!どう調整する?

ゲージを編んで見ると、

「縦だけ合わない(段数)」

「横だけ合わない(目数)」

ということが起こります。

 

編んでぴったりのゲージが

取れればいいですが、

取れないときは目数でゲージを

合わせるほうが調整しやすいです。

 

ゲージ調整にこだわるより、まず編んでみて!!

 

その人の手加減によって、

編み目の癖はそれぞれです。

 

練習して自分の手加減、

自分の癖を知ってならしていくほかありません。

 

ゲージを合わせることにつまづかず、

とりあえず編んでみて欲しいなと思います。