作品の販売価格はどのくらいなの?
こんにちは、いのりです。
さて、作品が出来上がり、
ハンドメイド販売を開始することにしました。
あなたは、作品にいくらの
「販売価格」を付けますか?
いくらで販売すればいいのか、
迷いませんか?
そんなあなたに、3つのステップで
ちょうどいい販売価格のつけ方を
紹介していきます。
参考にしてくださいね。
どのくらいで販売価格を
設定したらいいか、
迷って販売できていない。
販売中の作家さんは、
価格の見直しと思い一緒に
見ていきましょう。
1.適正価格を計算しよう
作品の販売価格を
どのようにつけていますか?
大きさや見栄えなどで決めてしまうと、
利益がなく続けていくことが
困難になってしまいます。
長く作家活動を楽しむためには、
適正価格を考えて、設定することが大切です。
かといえ、オリジナル作品に
適正価格と言われても考えるのが
むずかしいと思います。
まずは、販売価格の考え方を
確認しながら、適正価格を計算してみましょう。
販売手数料を10%として
基本的な計算式をみてみましょう。
1個あたりの販売価格
原価 + 10%(手数料)+利益 = 販売価格
となります。
■原価について
まずは作品の原価を調べましょう。
原価とは、以下の項目を全部足したものになります。
・材料費
・材料を買うのにかかった交通費
・作品を作るのに使った電気代、道具代
・試作の費用
・パッケージ代
・アトリエの家賃、水道光熱費
・自分の人件費
上の項目すべてを足して、
できあがった作品の個数で割ると、
1個あたりの原価が計算できます。
ポイントは、原価=材料費ではない
ということです。
作品づくりには、ほかにも
たくさんの費用がかかっています。
販売価格を計算するうえで、
忘れてはいけないことは、
自分の人件費です。
ご自身がどれくらいの時給に
相当するのかをしっかり
考えていきたいところです。
人件費については、
1個あたりの制作時間を
計ってみるといいと思います。
大まかな数字でいいので、
自分の作品の原価を知っておきましょう。
■手数料について
作品を販売する先でそれぞれ
手数料は変わってきます。
必ず、確認しておきましょう。
■販売価格について
一般的に、販売価格は
原価の3~4倍が適正と言われています。
原価が1,500円の作品を、
4,500円で販売する場合、
手数料は4,500円の10%なので
450円になり、利益は2,550円になります。
2 市場調査をしよう
作品に似た商品が実際に
どのくらいで販売されているのか、
お店をまわって調べて、
販売価格をつけるときの参考にしましょう。
市場調査が値段をつけるとき
とても大事ですが、探し方にも注意しましょう。
■大量生産品と比べるのはNG
大量生産品は、安い商品を
沢山作って設定しています。
むやみに価格を下げてしまうのは
もったいないです。
自分の作品が同等だと
思える商品と比較しましょう。
■買ってほしいと思っている
お客さんがよく行く場所で探そう
■フットワーク軽く、
探しに出かけてみましょう!
市場価格と比較して自分が
納得できるちょうどいい
販売価格をかんがえてください。
販売価格を決めたあとで、
必要なのは、魅力的な写真を撮ったり、
説明文はわかりやすいかを考えましょう。
また、作品をお届けする
パッケージにこだわって、作品をより
魅力的にみせ、価格の説得力を
上げる方法も合わせて考えてみましょう。
3 値付けについて相談しよう
自分で販売価格を決めても、そ
れが適正なのか、高いのか安いのか
わかりません。
そんな時は、誰かに相談して
作品を見てもらいましょう。
では、どんな人に相談したらいいでしょうか。
・作家仲間
・自分のお店でよく買い物をしてくれる友人
相談する相手は、自分の作品に
興味をもってくれる人にしましょう。
もし、相談する相手がいない場合は、
自分だったら買うか買わないかという
客観的な視点で判断するのもおすすめです。
価格設定には思い切った決断が必要です。
最後は自分の作品の
ブランドイメージを第一に考え、
決定しましょう。